ダイレクトボンディングについて

一般的にダイレクトボンディングとは、金属製の修復物の代わりに『高品質のコンポジットレジンを直接歯面に築盛』し、光重合させる方法です。自然観あふれる美しい修復治療が短期間に実現できます。

これまでの保険治療で使用するコンポジットレジンは2年程で変色してしまいましたが、自費診療で使用する材料はかなりの長期間に変色に耐えます。また強度と接着性も増強していますので審美的にも機能的にも安心です。

 

当院の考えるダイレクトボンディング

健全な歯(神経)を残す治療

保険適応である金属の修復物(インレー等)は、咀嚼などで外れない為の強度を保つために、ある一定の深さの穴を削らなければなりません。

また咬合面は複雑なため、現状は小さな虫歯だとしても近い将来に虫歯が広がると予測されるのであれば、あらかじめその部分も含めた部分を修復するというのが原則なのです。

このように金属の修復物は歯の健康な部分も削らなければならないという欠点があります。 (健康な部分を削る行為は痛みを伴う治療になります。)

審美に重きをおくダイレクトボンディングですが、当院ではさらに健康な歯を可能な限り温存するという考えのもとで行っています。

 

それでもあなたは歯の神経を取りますか?

抜髄治療(神経を抜く治療)は神経と一緒に細かな血管も取り去るので、栄養が行き渡らずに歯は変色したり、もろくなります。また痛みを感じないのでさらに悪い状態になってから自覚症状が出てきます。

神経の無い歯の寿命は、15~20年といわれています。

当院では極力、神経を残す治療を行っています。


必要最小限の切削

前述の通り保険治療では健康な歯の部分までもタービンを使って切削しますが、この特別な治療プログラムでは虫歯感染ギリギリの部分は拡大鏡を用いて手技によって丁寧に除去していきます。

また、抗生剤による治療も併用します。抗生剤での治療は「3Mix法」や「ドックスベストセメント療法」などが一般的ですが、これらの治療法は虫歯部分を完全に除去せず、残した上で抗生剤を詰めたまま修復するという治療です。

この抗生剤を詰めたまま修復する治療にはデメリットがあります。

  • 虫歯の感染状況を見極めて詰める薬剤の量を調整することはとても難しい。
  • 必要最小限の切削のうえ薬剤を詰める部分を確保するため最終的に修復する歯の部分はどうしても薄くなり強度が保てない。
  • 修復する部分が薄いので歯を形成するのに審美性を犠牲にせざる負えない。

上記のことから当院での治療では抗菌剤を最終的に歯の中に残しません。

抗菌剤はあくまで感染部分を安定させるためにだけ使用し、手技によって必要最小限の切削により完全に虫歯を除去します。

 

ダイレクトボンディングの注意点

当院のダイレクトボンディングで使用する保険外専用のコンポジットレジンは正しい手順で詰めるには大変手間暇がかかる治療です。ですのでダイレクトボンディングは保険外の診療とさせていただいております。

ダイレクトボンディングは虫歯の進行状況によっては適応できない場合もございます。

また、1回の治療時間も従来の治療より長くなりますので、お口の中が乾燥しやすくなります。

通常は問題ありませんが、口内炎ができやすい人、冬になると唇がカサカサして切れやすい人は治療後に口内炎ができたり唇が切れたりすることもあります。

顎関節症の傾向のある方も治療中は辛いかもしれませんのでカウンセリング時にお申し付けください。

 

ダイレクトボンディングを体験してください

歯が痛くて他院に行ったら「抜髄」と診断された場合でも、当院の治療によって神経を温存できるかもしれません。

お気軽にご相談ください。

一度ダイレクトボンディングを体験すると、「他の虫歯も(ダイレクトボンディングで)」とか、それどころか「保険の詰め物を全部(ダイレクトボンディングで)詰め替えて欲しい」という患者さんも少なからずおみえになります。

将来、自分の歯を少しでも長く残したい…とお思いでしたら当院でのダイレクトボンディングをお考えになってはいかがでしょうか。